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6298:ワイエイシイHD:株主提案(増配)に関する当社取締役会の意見

2022 年5月 19 日
各

位
会 社 名

ワイエイシイホールディングス株式会社

代表者名

代表取締役社長

百瀬

武文

(コード番号 6298 東証プライム)
問合せ先

取締役管理統括本部長

畠山

督

(TEL.042-546-1161)

株主提案(増配)に関する当社取締役会の意見

当社は、株主より、2022 年6月開催予定の第 50 回定時株主総会における議案について、株主提案権
(以下「本株主提案」といいます)の行使に関する書面(以下「本株主提案書」といいます)を 2022 年
4月 17 日付で受領しておりましたが、本日開催の当社取締役会において、本株主提案について反対す
ることを決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記

1.本株主提案について
(1)提案株主
個人株主1名
保有議決権個数 412 個(総議決権個数の 0.45%)
(2)提案内容(本株主提案書の原文どおりに掲載します)
会社法第 303 条に基づき、下記のとおり提案する。
1 提案の内容
「社員の皆様に心より感謝しつつ、株主還元及び時価総額の増大のために、期末
配当金を1株につき 38 円(年間 50 円)とする。」
2 提案の理由
株主への利益を還元し、且つ、時価総額を増大させるため。

2.本株主提案に対する当社取締役会の意見
(1)本株主提案の概要
本株主提案は、当社普通株式1株につき 50 円を配当するものであります。
(うち期末配当
38 円)
(2)当社取締役会の意見
当社取締役会としては、本株主提案に反対いたします。
(3)反対の理由
①当社は従来、業績変動の如何にかかわらず、安定的な配当継続を基本方針としておりました
が、東京証券取引所の市場区分再編に伴うプライム市場への移行を契機に、2021 年度から
は一層の株主還元を目指し、配当性向 30%を目安とした安定的な配当政策にすることを新
たな株主還元方針として、2021 年 12 月 24 日に開示した「新市場区分の上場維持基準の適
合に向けた計画書」において公表いたしました。

②上記①に従い、2022 年1月 19 日に開示した「通期連結業績予想および通期配当予想の修正
に関するお知らせ」において、年間配当を1株あたり 24 円から 36 円(うち期末配当 12 円
から 24 円)に修正させていただいております。
③2022 年5月 13 日発表の「2022 年3月期決算短信〔日本基準〕
(連結)」および 2022 年3月
期業績予想と実績との差異に関するお知らせ」に記載のとおり、当社の 2022 年3月期決算
における親会社株主に帰属する当期純利益は 1,107 百万円、1株当たり当期純利益は 121 円
49 銭と、ほぼ予想どおりの結果となり、公表のとおり年間配当 36 円(うち期末配当 24 円)
とさせていただく予定です。なお、年間配当 36 円となる場合、配当性向は 29.6%となりま
す。
また、当社単体決算における配当性向は 52.9%であり、十分な株主還元ができているもの
と考えております。
(なお、当社の個別業績につきましては、2022 年5月 13 日発表の「前
期個別実績との差異に関するお知らせ」をご参照願います。
)
④そして、今次 2022 年3月期の自己資本比率は 41.3%(連結)であり、財務体質の強化を引
続き重点施策と捉えると共に、将来の持続的成長に向けた継続的な設備投資や研究開発投
資に加え M&A が欠かせないと考えており、そのためには必要な内部留保を確保するととも
に機動的な活用に備えることが重要となります。また、昨今の予測不可能な状況にも資金的
に対応できるためにも、配当と内部留保の適正なバランスを図る必要があります。従いまし
て、本株主提案に基づく 2022 年3月期における増配にともなう追加支出は抑制すべきと考
えております。当社は、今後も中期経営計画の着実な実行により経営基盤の強化、財務体質
の改善に取り組み、さらなる企業価値の向上を図り、株主の皆様のご期待に応えてまいる所
存です。
以上より、今回の本株主提案は、当社の新たな株主還元方針および今後の資金の活用方針
と合致しておらず、当社のさらなる中長期的な企業価値向上に寄与するとは考えにくいと
判断するものであります。
以

上