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8439:東京センチュリー:2023年3月期における特別損失の計上および業績予想の修正に関するお知らせ

2023 年 1 月 10 日
各 位
会

社

名 東京センチュリー株式会社

代 表 者 名 代表取締役社長 馬 場 高 一
(コード番号 8439 東証プライム市場)
問合せ先 広 報 I R 部 長 山 下 圭 輔
(TEL03-5209-6710)

2023 年 3 月期における特別損失の計上および業績予想の修正に関するお知らせ
当社は、連結子会社 Aviation Capital Group LLC(米国・カリフォルニア州 以下 ACG)におけるロシアの航空会社を実
質与信先とする融資・融資保証に係る債権等に対して、回収の見通しが立たない状況となったため、2023 年3月期第3四半期
決算に特別損失を計上する予定であります。なお、本件を受けて当社は、2022 年 5 月 12 日付で公表いたしました 2023 年 3
月期(2022 年 4 月 1 日~2023 年 3 月 31 日)通期業績予想を修正することといたしましたので、下記のとおり、お知らせい
たします。
記
1. 特別損失の発生経緯
ACG は、2022 年 3 月末時点でロシアの航空会社向けに約 6 億ドル(リース機体 8 機:約 3.8 億ドル、融資・融資保証:約
2.2 億ドルの合算)のエクスポージャーを有しており、そのうちのリース機体8機(約 3.8 億ドル)につきましては、機体返還
の可能性が低いこと等により、将来キャッシュ・フローを見積もることが困難となったため、帳簿価額の全額である約 444 億
円(約 3.8 億ドル ※1 1 ドル 116.34 円で換算)を 2023 年 3 月期第 1 四半期決算の特別損失(減損損失)に計上いたしま
した。なお、当該リース機体のうち1機につきましては、ロシア当局による運航許可未了の機種であったため 2022 年 10 月に
返還されております。
他方、2022 年 3 月末時点における融資・融資保証の約 2.2 億ドルは、担保設定している機体をロシア国外へ移送し、仕組み
を再構築の上、回収を図ることが可能と判断しておりました。しかしながら、ロシア・ウクライナの紛争長期化の影響もあり、
その後はロシア国外への移送手続きが滞り、ロシア側の承認手続きに進捗が見られない状況が続いております。このような状
況を踏まえて、融資・融資保証の約 2.2 億ドルにつきましては、回収の見通しが立たないものと判断し、その全額を引当金処
理するため 2023 年 3 月期第 3 四半期決算の特別損失に計上(約 283 億円 ※1 1 ドル 128.30 円で換算)する予定でありま
す。

※1 ACG の決算日が 12 月 31 日であり、連結決算日(3 月 31 日)と異なるものの、3 カ月を超えない差異であることか
ら、当社は ACG の決算を基礎として連結決算を実施しております。従って、2023 年 3 月期第 1 四半期決算では、2022 年 1
月~3 月の期中平均レート(1 ドル 116.34 円)を適用し、2023 年 3 月期第 3 四半期決算においては、2022 年 1 月~9月の期
中平均レート(1 ドル 128.30 円)を適用しております。

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2. 取引先の概要
当該取引先(1 社、ロシア籍の航空会社)が、法的整理に至っていないことからも、相手方の名称等の公表は差し控えさせて
いただきます。
3. 取引先に対する債権の種類及び金額
債権の種類

金額
米ドル

円換算(※2)

連結純資産に対する割合

融資

0.9億ドル

137億円

1.7%

融資保証

1.2億ドル

177億円

2.2%

合計

2.2億ドル

314億円

3.9%

※2 ACG の決算である 2023 年 3 月期第3四半期末に該当する 2022 年 9 月 30 日の為替レート 144.81 円で換算
4.2023 年3月期通期連結業績予想の修正(2022 年 4 月 1 日~2023 年 3 月 31 日)
親会社株主に帰属

経常利益

1株当たり

前回発表予想(A)

百万円
100,000

する当期純利益
百万円
20,000

当期純利益
円銭
163.66

今回修正予想(B)

100,000

1,000

8.18

増減額(B-A)

-

△ 19,000

△ 155.48

増減率( % )

-

△ 95.0%

90,519

50,290

(参考)前期実績
(2022年3月期)

411.56

(修正の理由)
当該特別損失約 290 億円(融資・融資保証約 2.2 億ドル ※3 1 ドル 131.63 円)の計上などに伴い、親会社株主に帰属す
る当期純利益が約 190 億円減少することから、親会社株主に帰属する当期純利益ならびに1株当たり当期純利益の 2023 年 3
月期通期連結業績予想を修正するものであります。
なお、期末配当予想につきましては、従来からの変更はありません。
※3 2022 年 1 月~12 月の期中平均レート
5.今後の見通しについて
ACG はロシアの航空会社向けエクスポージャー全額に対してこれをカバーする保険を付保しており、保険会社に請求権を行
使済でありますが、今般、保険会社に対し保険金の支払いを求める法的手続きを開始いたします。
しかしながら、現時点で保険金回収の可能性および回収時期の見通しをつけることが困難であることから、請求済みの保険
金につきましては、2023 年3月期通期連結業績予想に含めておりません。
(注)本資料に記載されている業績の予想等の将来に関する記述は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作
成したものであり、実際の業績等は、今後様々な要因により予想数値と異なる場合があります。
以 上

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