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1662:石油資源:子会社の解散および債権放棄、ならびに特別利益(債務免除益)の計上について

2021 年 12 月 17 日
各位
会社名

石油資源開発株式会社

代表者名

代表取締役社長

コード番号

1662(東証第一部)

藤田 昌宏

問合先責任者 コーポレートコミュニケーション室長 朝井
電話番号

卓

03-6268-7110

子会社の解散および債権放棄、ならびに特別利益(債務免除益)の計上について
石油資源開発株式会社(JAPEX、以下「当社」
)は、本日の取締役会において、当社在外連結子会社 JAPEX
Montney Ltd.(以下「JML」
)の解散および同社に対する債権放棄について、以下のとおり決議しましたのでお
知らせします。

1. 解散ならびに債権放棄の理由
JML は、2013 年にカナダのブリティッシュ・コロンビア州北東部に位置するノース・モントニー地域におけ
るシェールガスの開発・生産を行うプロジェクトに参画しましたが、2017 年に LNG プロジェクトの事業化検討
を取りやめたことにともない減損損失を計上した後、債務超過に陥り業績不振が続いていました。
当社は、JML の早期の業績改善は困難と判断し、本年 3 月に同社の金融機関からの借入金の一部に対する保
証債務の履行と、5 月に同社が保有する本プロジェクト鉱区権益の譲渡を決定しました。
その後、同 7 月には権益譲渡手続きが完了したため、関係者からの同意を条件に、このたび 2022 年 2 月を目
途に JML を解散し清算することを決定したものです。また、同社は現在も債務超過の状態にあり、同社に対す
る債権の全額回収は困難なため、債権放棄することとなりました。
2. 解散する子会社の概要
(1)
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(4)
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(7)
(8)

JAPEX Montney Ltd.(略称:JML)
4500 Bankers Hall East, 855 2nd Street SW, Calgary AB, T2P 4K7
社長 伊藤 元
カナダにおけるシェールガスの探鉱開発、生産
918,583 千カナダドル
2013 年 3 月 7 日
石油資源開発株式会社(JAPEX)
55%
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC) 45%
上場会社と当該会社と 資本関係
当社が議決権の 55%を保有する連結子会社です。
の関係
人的関係
当社は当該会社に取締役 2 名を派遣しています。
取引関係
当社から当該会社への役員および従業員の派遣に係る取
引があります。また、当社は当該会社に対し、貸付金等の
債権を有しています。
関連当事者への 当社の連結子会社であり、関連当事者に該当します。
該当状況
名称
所在地
代表者の役職・氏名
事業内容
資本金
設立年月日
大株主及び持株比率

1/2

(9)

当該会社の最近 3 年間の経営成績および財政状態(千カナダドル)
決算期
2018 年 12 月期
2019 年 12 月期
純資産
△254,295
△276,569
総資産
609,766
632,846
1 株当たり純資産
△27.683 カナダドル
△30.108 カナダドル
売上高
42,186
36,246
営業利益 (△は損失)
△43,189
△26,052
経常利益 (△は損失)
△128,990
△22,141
当期純利益(△は損失)
△129,308
△22,274
1 株当たり当期純利益
△14.076 カナダドル
△2.424 カナダドル
(△は損失)
1 株当たり配当金
-

2020 年 12 月期
△307,604
676,973
△33.486 カナダドル
50,112
△22,362
△31,030
△31,035
△3.378 カナダドル
-

3. 解散の日程
2021 年 12 月 17 日
2022 年 2 月(予定)
2022 年 2 月(予定)

当社取締役会による当該子会社(JML)の解散決議
当該子会社(JML)の株主総会による解散決議
清算結了

4. 当社による債権放棄の内容
債権の種類
債権の金額
実施日

① 貸付金
② および保証債務の履行による求償権および遅延損害金
① 259,446 千カナダドル(約 223 億円:86 円/カナダドルを前提に算出)
② 240,612 千米ドル
(約 259 億円:108 円/米ドルを前提に算出)
2021 年 12 月 21 日(予定)

5. 特別利益の計上について
当社の債権放棄にともない JML は同額の債務免除益を計上しますが、同免除益は内部取引として相殺消去さ
れることから、連結業績への影響はありません。また、個別決算において、当社の債権放棄にかかる損失は、過
年度に貸倒引当金および債務保証損失引当金を計上しているため、個別業績に与える影響は軽微です。
一方、上記 4.の実施日に当社以外の JML の債権者による債権放棄が予定されており、当該債権放棄にかかる
債務免除益約 271 億円を、2022 年 3 月期第 4 四半期の連結決算において特別利益に計上する見込みです。
なお、本件を含む 2022 年 3 月期の連結業績予想は、今後精査のうえ、2022 年 2 月 9 日に予定する第 3 四半
期決算発表時にあわせて開示します。
以上
<関連開示資料リンク>
・2021 年 3 月 10 日付当社開示資料「個別決算における特別損失(関係会社貸倒引当金繰入額)の計上に関
するお知らせ」
https://www.japex.co.jp/news/detail/20210310_01/
・2021 年 5 月 13 日付当社開示資料「カナダシェールガスプロジェクトの権益譲渡および同プロジェクトに係
る特別損失の計上について」
https://www.japex.co.jp/news/detail/20210513_04/

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