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7844:マーベラス:会計上の見積りの変更に伴う特別損失の計上及び繰延税金資産の計上、並びに通期連結業績予想の修正に関するお知らせ

2024 年4月 26 日
各 位
会 社 名 株式会社マーベラス
代 表 者 代表取締役社長 佐藤 澄宣
(コード:7844 東証プライム)
問合せ先 取締役 コーポレート本部長
野口 千博
E-mail
ir@marv.jp
会計上の見積りの変更に伴う特別損失の計上及び繰延税金資産の計上、
並びに通期連結業績予想の修正に関するお知らせ
当社は、本日開催の取締役会において、一部資産の会計上の見積りの変更を行うことを決定し、これによ
り特別損失及び繰延税金資産の計上を行う見込みとなりましたので、お知らせいたします。また、これに伴
い 2024 年1月 31 日に公表いたしました 2024 年3月期の通期連結業績予想を下記のとおり修正いたしますの
で、お知らせいたします。
記
1. 会計上の見積りの変更について
(1)変更理由
当社グループのデジタルコンテンツ事業を取り巻く環境といたしましては、人件費の高騰や、コン
テンツのリッチ化により開発費が増大する一方で、遊びの多様化やユーザーの嗜好変化等により変遷
が著しい近年のゲーム市場において、投下した開発費用に対して将来収益による回収の蓋然性の担保
がより難しくなっております。
当社グループにおいても、新規オリジナル IP によるヒットタイトルを創出し競争力を獲得するため
に、積極的な開発投資を行っておりますが、2023 年3月期並びに 2024 年3月期においてリリースした
新規オリジナルタイトルについては、いずれも当初の販売計画を下回る結果となり、リリース後に大
きなプロジェクト損失を計上し、全社業績の見通し変更を余儀なくさせる主要因となっておりました。
当社グループではこれまで、ゲーム開発費用の会計処理について、プロジェクトの企画承認時から
リリース時までに発生する開発費用は全て資産計上を行い、製品・サービスのリリース時より見込販
売収益に応じて売上原価に計上をしてまいりました。
しかしながら、昨今の市場環境並びに当社の業績動向を踏まえ、ゲーム開発費用の会計処理を検討
した結果、将来収益による回収の蓋然性が高いと判断できる一部シリーズタイトルを除いて、現在開
発中のゲーム資産の会計上の見積りを変更して損失処理をすることとし、2024 年4月以降については、
一部シリーズタイトルを除いてゲーム開発費用の資産計上は行わず、発生時に研究開発費(販売費及
び一般管理費)として費用処理することといたしました。
なお、今回の損失処理は極めて臨時的な事象で有り、当社の事業規模に比して多額である事から特
別損失として計上する事が妥当であると判断いたしました。

(2)特別損失及び繰延税金資産の計上
今回の会計上の見積りの変更に伴い、これまで開発中のゲーム開発費用として資産計上してきた金
額のうち、上記基準の一部シリーズタイトルに該当しないタイトルの中途開発費用である 3,545 百万
円について、2024 年3月期第4四半期決算において、ゲーム開発資産評価損として特別損失に計上す
る見込みとなりました。
また、当該特別損失の計上に伴う将来減算一時差異の増加等により、2024 年3月期第4四半期決算
において、繰延税金資産 699 百万円を計上する見込みとなりました。

2. 通期連結業績予想の修正について
(1)2024 年3月期 通期連結業績予想数値の修正 (2023 年4月 1 日~2024 年3月 31 日)

前回発表予想(A)

百万円
28,500

百万円
2,000

百万円
2,400

百万円
1,650

1株当たり
当期純利益
円 銭
27.26

今回修正予想(B)

29,040

2,410

3,000

△530

△8.59

+540

+410

+600

△2,180

―

増減率

+1.9%

+20.5%

+25.0%

―

―

(ご参考)前期実績
(2023年3月期)

25,341

2,488

2,931

1,925

31.85

売上高

増減額(B-A)

営業利益

経常利益

親会社株主に帰属
する当期純利益

(2)修正の理由
当連結累計期間の業績は、2024 年1月 31 日に公表いたしました業績予想値に対し、利益率の高い商品、
サービスの売上の伸長及びコスト削減、並びに円安進行による為替差益の計上により、売上高、営業利益、
経常利益はそれぞれ増加いたしましたが、上記「1.会計上の見積りの変更について」に記載の通り、特
別損失と繰延税金資産を計上することにより、親会社株主に帰属する当期純利益はマイナスとなる見込み
となりました。
以上の理由により、前回発表の通期連結業績予想数値を修正いたしました。
3.配当予想について
今回の業績予想の修正は会計上の見積りの変更によるものであることから、当社の財務状況に直接的な
影響はないため、配当予想につきましては、2023 年5月 11 日発表の期末配当1株当たり 33 円から変更は
ありません。

(注)業績予想数値につきましては、発表日現在において入手可能な情報及び合理的であると判断する一定
の前提に基づいて作成しており、実際の業績等は様々な要因により異なる可能性があります。
以 上